働く人を知ろうPeople working


座談会参加メンバーご紹介

  • 一児の母としての経験を活かし、今後も女性が働きやすい職場づくりを実践
    管理本部 総務部総務人事課長木村 初美
  • 係長のポストを任され、頑張れば男女関係なくチャンスが得られると実感
    第一事業本部 建築部積算係長石亀 聡美
  • 近い将来、育休後に戻る職場を選べるシステムができればもっとよいと思う
    設計・技術本部 品質技術部技術課係員富田 華倫
  • 女性社員の数が増えて、ずいぶん華やかな建設会社になってきたという印象
    第二事業本部 建築部積算課係員浅香 絵里

多田建設に入社した動機と、現在の仕事内容を教えてください。

木村:前職も建設会社の総務で、同じ業種・同じ仕事ならそれまでのキャリアが役に立つのではと考え、入社しました。現在は、各自のPC上で出退勤を登録できる打刻システムの運用と、働き方改革の一環としてスタートした“ワンワンファイブ”(残業1時間以内、月1回土曜日の現場事務所閉所、工事完了後に5日間以上の休暇取得を奨励するプロジェクト)の集計および役員への報告をメインにやっています。昨今、TVや新聞等のメディアでも盛んに取り上げられている働き方改革。多田建設ではセミナーに参加して情報を仕入れたり、同業他社の集まりに参加して周囲の状況をチェックしたりしながら、全社をあげて取り組みを進めています。

石亀:私は工業高校、そして大学と、ずっと建築を専攻してきました。多田建設と出会ったのは、大学の授業で積算(お客様から渡された図面をもとに、いくらで工事ができるか、工程ごとに必要な材料と数量を洗い出し、単価を掛けて集計する業務)のことを知り、自分に合っているのでは?と感じたことがきっかけ。建築をやっていて、なおかつ積算で募集のある会社を探したところ、ヒットしたのがこの会社でした。

木村:石亀さんは確か現場も経験しているんだよね?

石亀:はい。入社2年目の終わりに、勉強を兼ねて1年間現場に出させてもらいました。図面だけを見ていると実際に材料がどう収まるのかわからないことも多く、現場に出て、職人さんともいろいろ直接お話しできたことはかなり勉強になりましたね。

富田:私も工業高校の建築科、大学の建築学科を経て、多田建設へ。学んだ知識を活かせる仕事をと就職活動をしていたのですが、ハウスメーカーはちょっと肌に合わない気がして、ゼネコンを選びました。図面を見て、現場を進めていく上で難しいところや注意しなければならないところをピックアップして施工検討会で議論をしたり、現場が始まってからも技術支援の依頼があればそれに応えたり。あとは資料作成などが、現在の主な業務です。

浅香:大学の研究室の教授がこういう会社があるよと教えてくれたのが、多田建設でした。私の場合、実家が工務店をやっていたので、父の影響で建築の道に進みました。事業部は違うのですが、業務内容は石亀さんと同じです。そうそう、入社面接の前に石亀さんとお話しさせていただきましたよね。

石亀:覚えているよ!

浅香:あの時、多田建設がどんな会社か先輩の口から直接聞けたことは、私としてはすごく大きかったです。

仕事でやりがいを感じるのは?また、自分で成長したと思うのはどこですか?

富田:できていて当たり前と思われがちの仕事ですが、当たり前のことを実現し、現場を円滑にまわすには「当たり前じゃない努力」が必要です。そこに、現場を裏で支えるこの仕事ならではのやりがいがあると思っています。石亀さん同様、私も入社3年目の終わりに現場を経験させてもらいました。百聞は一見にしかずというか、現場で実際に何が行われているか間近で見られたことは勉強になりましたし、その経験は今の職場でも活かされています。

石亀:上司からの信頼を得て、自分の責任で仕事を任されるようになってからは、より大きなやりがいを感じるようになりました。成長したことは、たくさんの知識を身につけ、何かおかしいことがあった時に気付けるようになったこと。また、積算はいくら正確でも時間かかったらダメです。時間と正確さのバランスを考えて仕事ができるようになってきました。

浅香:私がやりがいを感じるのは、一つの物件の資料をまとめ終えた時ですね。でも、またすぐ次の物件が待っているんですけどね(笑)。

石亀:そうそう(笑)。

浅香:入社当時よりも任せてもらえる物件が大きくなりつつあるので、それを考えると少しは成長できたのかなと思います。あと、積算は意匠・構造に分かれており、チームワークが不可欠です。いくら自分で責任を持ってやっていても、仲間のフォローが必要な時はありますし、そうした中でコミュニケーションの大切さを学びました。

木村:今、浅香さんが言っていましたが、私も仲間とのチームワークは大切だと思っていますし、一丸となって1つの目標を達成できた時はこの仕事をしていてよかったなと実感しますね。私が入社した頃は総務人事の人たちはみんな黙々と仕事をするタイプだったんです。これではダメだな、チームとしての士気を高めていこうと思いまして、ことあるごとに言葉をかけるように心がけました。最初は言ってもなかなか理解されないことが結構ありましたが、「そうか、相手の言葉で喋らないといけないんだな」と気付くことができたのは、自分でもターニングポイントだったと思っています。

女性の職場として、多田建設の現状はいかがでしょう?

木村:今現在、育児休業中の女性が1名、育休から復帰したばかりの女性が2名・・・育休・産休に加え、時短勤務やお子さんが急な熱や病気になった時に休暇が取れる特別休暇なども整備され、出産後に職場復帰する女性がだんだん増えてきています。私自身、出産を経て復帰し、現在は8時半〜17時半のフルタイムで働いているのですが、総務人事課の課長として「子育てしながらでも働きやすい職場だよ」ということを皆さんにわかってほしいなという想いがあったからこそ頑張ってこられた部分もあります。

浅香:木村さんを筆頭に、産休・育休を取得する先輩方が増えたおかげで、男性社員の理解も広がり、だいぶ戻りやすい雰囲気になってきましたよね。私も機会があればと思っています(笑)。最近は現場にも女性がいますし、女性社員の数もどんどん増えて、ずいぶん華やかな建設会社になったなという印象です。

石亀:確かに女性は増えてきてるよね。あと、私自身、係長というポジションを任され、男女関係なくチャンスが得られるようになってきたことも実感しています。

木村:建設会社は男社会なので、一気に変革するのは難しい部分もありますが、それでも女性の活躍を後押しする制度や環境が整ってきました。男性の意識も徐々に変わってきているのがわかります。

富田:今の話に通ずるのですが・・・特に現場の女性など、育休明けにすぐ同じ職場に戻るのは難しいケースもあると思います。そういう場合のために、ジョブローテーションというか、それまでのキャリアを活かしつつ、戻る職場や仕事内容を選べるシステムとかがあれば、より一層女性の働きやすさは増すのかなと思いますね。

石亀:あるいは在宅勤務という選択肢もあるかもしれませんね。ITが進んでいますし、普段は在宅勤務で会って直接話す必要がある時は出勤するとか、そういう働き方も可能なのではと思います。

木村:子どもが小さくて通勤が難しいとか、時間的な制約がある場合には、その間だけ違う職場で働いて、落ち着いたら元の職場に戻るとか、そういう方法もありだと思います。総務人事としては、働き方改革という大テーマの下、他社の動きなども参考にしながら、いろいろと新しい取り組みも導入していければと思います。

では最後に、今後の目標を聞かせてください。

木村:さまざまな業界で女性の活躍が目立ってきています。多田建設でもそういう時代をふまえた採用の仕方や働きやすい環境づくりを考えていかなければならないと思いますし、個人的にも力を注いでいきたいです。

石亀:現在、木村さんが総務人事の課長として頑張っていらっしゃいますが、事業本部にはまだ女性の管理職はいないので、私はそこを目指したいです。

木村:いいと思う!

石亀:ありがとうございます(笑)。やる気さえあれば何でもこなせると思いますし、これまで仕事に男も女も関係ないという一心でやってきました。これから入社してくる女性たちに「女でも上を目指せるんだ」と思ってもらえる一例になれればと考えています。

富田:私はもう一度原点に戻って、今よりも技術力を高めていければ。そして、木村さん、石亀さんのように女性でも役職が付いてきているので、将来的には私もお二人の背中を追っていきたいと思います。

浅香:私はこれまで図面しか見てこなかったので一度は現場を経験してみたいですし、そのために一刻も早く仕事を覚えることが今の目標です。やっぱり中途半端な知識で行くよりは、ちゃんと仕事を覚えてから現場に出たほうが、図面と現場の差がわかると思うんです。